Google Chart APIを使ってみる(その2 ベン図)
前回の円グラフに引き続き、ベン図編。
なぜ、使用頻度の低そうなベン図なのか、それは簡単そうだから。
早速、例からはじめましょう。
http://chart.apis.google.com/chart?cht=v&chd=t:100,80,60,30,30,30,10&chs=300x200 &chdl=ringo|mikan|meron &chtt=ringo%20to%20mikan%20to%20meron &chco=FF0000,0000FF,00FF00 &chf=bg,s,bcbcbc
前回の円グラフと比べると、
chlパラメータ(Pie Chart Label,円グラフラベル)がなくなって、chdlパラメータ(Chart Legent)が増えています。
またchdパラメータの指定はちょっと戸惑うので要チェック。
必須 | パラメータ | 説明 | 例 | 例の意味 | 注意事項 |
---|---|---|---|---|---|
○ | cht | グラフの種類 | cht=v | ベン図 | なし |
○ | chd | 表示するデータ | chd=t:100,80,60,30,30,30,10 | 前から順にA,B,C,D,E,F,Gの7つのパラメータを指定。A,B,Cは3つの円の大きさ、DはAとBの重なり、EはBとCの重なり、FはCとAの重なり、GはAとBとC全部の重なりを指定する。 | 指定方法は3通り。[t:]はテキスト表記で一番簡単。使える値は0〜100 |
○ | chs | グラフの大きさ | chs=300x200 | 幅300×高さ200 | 幅高それぞれ1000ピクセルまで。掛け算して300000まで。 |
chdl | 凡例 | chl=ringo|mikan|meron | Aにringo, Bにmikan, Cにmeronの凡例を付ける | UTF-8にURLエンコードで日本語可 | |
chtt | グラフのタイトル | chtt=ringo%20to%20mikan%20to%20meron | グラフのタイトルをringo to mikan to meronにする | UTF-8にURLエンコードで日本語可 | |
chco | 色指定 | chco=FF0000,0000FF,00FF00 | 色は赤と青と緑 | なし | |
chf | グラフエリアと背景の塗り | chf=bg,s,bcbcbc | 背景をbcbcbcで塗る | なし |
最初の3つのパラメータ(cht,chd,chs)が必須項目。
chdパラメータの指定(chd=A,B,C,D,E,F,G)は下図をご参考にどうぞ。
円グラフと同じくUTF-8にURLエンコードすれば日本語も通るんるん。
chdの指定方法がやや複雑なことと、
chlパラメータの代わりに、chdlパラメータを使うこと
にさえ気をつければ、円グラフとさほど代わりませんでしたね。予想どおりんりん。
棒グラフ(Bar Chart)に続く……かもしれない。